2009年3月8日日曜日

友人の作品と最近の制作。
























































最近はずいぶん暖かくなって来ました。ダウンコートの中はチェコ人並に薄着をしている時が増えたような気がします。外で十分石の制作が出来る気温なのですが、木がすごく楽しいので今は木にはまってます。チェコにきて自分の制作の仕方とか、形の作り方がより明確に見えてきたように思います。それはまわりでチェコ人の作品と自分の作品や作品の作り方?形の探し方?などを比べてみると、自分の個性というものがわかってきます。それは本当にすごくうれしいことです。
チェコにきて1ヶ月の時の目標はただ生きることでした。2ヶ月たったら毎日少しでもいいから学校に行くという目標でした。この時は居場所がなくて居づらくて辛かったからだと思います。でも今は自分の作品と向きあうほど制作に集中してます。本当に信じられないです。
あの外国人警察で並んでいるときからすると本当にもう・・・・・だいぶうれしい。
写真の木彫の鑿は日本から持っていったものです。その中に一番大きい鑿はマーチンが貸してくれました。なぜなら私の持っている鑿が小さいのしかなかったからだそうです。なんと優しい!なかなか道具を貸すのはできませんよね。私は石と木彫の鑿は誰にも貸せないくらい大事です。
優しいマーチンのそのでかい鑿はいかにもでかい体のヨーロッパ人が使う鑿です。はっきりいってtoo muchな重さとカーブです。このカーブを活かすにはどんだけやわらかい木か、どんだけ筋肉マンかです。
ごめんマーチン、私には使いこなせない。
一瞬見た目に引かれてこっちで鑿を買おうかと思っていましたが、やめます。
日本の鑿は小さくて軽くてよく削れる(彫れる)!やっぱり日本最高。
そして友人の作品。牛の体にライオンが出てきているといった不思議な作品です。どういうテーマとかタイトルは?と聞くと恥ずかしそうに「また今度話す」とのことでした。
中央に刺さっているのは石膏取りのための切金です。こんな作品のメインとなるところで切るなんて・・・びっくりです。多分石膏にしてからもいっぱいいじるんだろうな・・。それにしてもここじゃないとこはなかったのかしらと思います。

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