2009年10月29日木曜日

な~んだ。

最近どうも目新しいことがなくカメラを持つ習慣がなくなってしまっています。


昨日友人の二人展のオープニングパーティーに行ってきました。
ビシェフラットという私のお気に入りの教会がある所にある画廊です。
私は自分の作品が抽象なので、抽象以外の作品は絵画も含めて、だいたい好きになってしまいます。
好みももちろんありますが、ある程度のレベルがあったら高い確率で(多分自分にはできないと思って)すごいって思います。
でも抽象彫刻だけはほとんど気に入るものはありません。私のアトリエは具象なのでみんなの作品をみて心底すごいって思っていますが、抽象のアトリエの生徒の作品はすべて別にいいと思えません。

でも昨日のオンドラっていう子の彫刻は抽象なのですが、いくつかすごくいいなと思うのがありました!
そういう作品に出会うと本当にうれしいです。
なぜかこういうときジェラシーは全く感じないのも不思議です。
またカメラを持って行こうと思います。


さて・・・・・
やっとわかりました。ずいぶんしょんぼりしていましたが、いろいろとわかり今は前と同じで
楽しく大学に通ってます。
日本の大学ではモデルが来て塑像をするということは、もちろん自分の作品を作るってことです。
当然と思っていましたが、私達のアトリエでは違いました。
そしてこっちの生徒はびっくりするくらいそっくりに作ります。教授もそれを強く勧めます。
げっ!って感じなのですが、どうやらそっくり作ることは、トレーニングとか練習のような
感じだそうです。だから自分の色を出したら意味がないのです。あくまでトレーニング、勉強オンリーだ
そうです。
そして自分の作品を作るのは他の時間にする。だからみんな授業以外では好きな作品を作ってます。
日本ではトレーニングなんてないし、練習なんてないので、このことを理解するまで時間がかかりました。
だから別にいい作品を望まれるわけではなく、ただモデルを見て、形を写す。でも徹底的にやりきる。
日本だったら目とか耳とかあんまりしっかり作らないほうがいいて教わったし、私も生徒に教えてました。でもそれはあくまで作品だからです。
でもトレーニングだったら全て作る。もちろん限界の部分もありますが・・・。

いい作品を求められるわけでなく、ただ自分のためのトレーニングで、多分別に完成しなくてもいい
みたいだし、、そしてたら一気に楽になりました。
きちんと相手(教授)の考えがわかると納得できてうれしいです。

昨日教授から私の石の作品を雑誌に載せるから4枚ほど写真を用意してって言われました。
もう嫌われてると勘違いしてたから、な~んだ
好かれてる私って思い、これもうれしかったです。
雑誌っていったいどの程度のものかわかんないけど、チェコに来てかろうじて学生といってる身分の
私に沢山チャンスをくれているような気がします。しかも外国人なのに・・ありがたい。

愛想良く、礼儀正しくしといてよかったです。

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