2010年1月10日日曜日

pavel..





ぐちくちと愚痴をこぼしながら、友人に励まされながら作った頭像です。
モデルはパベルというおじいちゃんです。
石膏取りは一応(もちろん)一人でできますが、チェコ式でやってみようと思いました。
なぜなら、中の心棒が日本とちがうこともあることと、
石膏取りといってもいろんなやり方が存在するので彼らのやり方でやってみたいと思ったからです。
まずいつも気になっていた切がね(金色の真鍮)をどこにさすかです。
日本では普通は目立たないという理由で後頭部に円く切がねを入れます。
チェコでは真正面と耳の側面と後頭部に立てに4本切がねをいれている人もいます。
多分その後も原型を使って制作を続けたいからでしょうか・・・・
そして私に勧めてくれたのは耳の側面に切金をいれるやり方です。
そして太い針金でしっかり補強しながら型を作るやり方を教えてもらいました。
はっきりいって頑丈すぎるし大げさだし、たかだか頭像だし、しかも嫌々やった作品って知ってるのに・・・・教えてくれる彼の石膏取りはもっと適当にしていたので、
私は簡単なほうがいいって主張しました。
でも彼はより確実なほうを教えたいとのことでした。
多分実は気合いれて教えようとしてくれているんだなっと思いました。
そういう時はそれに従うべきです。
でも女一人では1ミリも曲がらない針金でやるやり方なんてやっぱり実用的でないです。
私の友人は足も使って器用に一つ作ってくれましたが、私は不器用ということと、そういう根性がないので簡単な曲線の一つはしましたがあとはできませんでした。
昨日内側に石膏を流し込み、補強もしたので今度は型割りして一応終了です。。。
作品の出来は置いといて、粘土を使い具象で作ったことはやっぱりいい経験になりました。
身近にいる彼らがどんなに大変な思いで作っているか身をもって体験することができました。
粘土や石膏に対する愛情も生まれました。

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