2010年6月22日火曜日

記憶。闇。
























































今回展示した私の作品は今までの彫刻とは違いコンセプトの強い彫刻作品になりました。
一緒に展示をした友人がコンセプトアートのアトリエということもあり、彼女が私の持ってるものをみつけだして
くれて応援してくれました。そんな1年だったような気がします。
今まで私が自然に作っている彫刻の中にいくつかコンセプトの強いものがありました。でもそれは
なるだけおさえて、見えないように作らなくてはと思っていました。
でもチェコに来て、他のアトリエの人と関わっていくうちに今までマイナスだと思っていた自分の作品の部分がプラスになって見えてきました。それは日本で受けていた批評とはまったく逆のものでかなりびっくりしました。
もっと自然に作っていいのだと思いました。
ファインアートは私的でなんぼだ。と他の友人も励ましてくれます、勉強になります。
別に彫刻という枠に入らなかった、入らなくてもいいんだという当たり前のことが実際は
なかなかできませんでした。大学で勉強してきたことが全てで、他のことをする勇気がなかなか出ず、
したとしても前のほうがよかっただの、私的だの言われへこんでいたように思います。
ちなみに友人の作品は彼女自身の闇を表現したそうです。ユニークな形は蟻の巣をモチーフにしています。

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