2009年1月31日土曜日

学食とイボ。











最近はセレアと仲良くなったのでいつも一緒に行動します。なのでお昼は学食で食べます。安くて美味しい?(私はおいしいと思う)ので大好きです。でも毎日変わるメニューがぜんぜん理解できずいっつも大変な思いをして注文してます。でもセレアと二人なのでそれも楽しいです。
一番下の写真のスープが一番安くてみんながよく注文します。13コルン(約65円)でパンが3コルン(15円)です。スパーで買うより安いか同じくらいです。しかもビールもあるところがさすがチェコっといった感じです。前は寂しくて昼から学食でビールを飲んでいましたが、後の制作が眠気との戦いになるのでやめました。
写真の髭の男の人は私達のアトリエに来てくれているモデルのイボです。見た目もワイルドだし、夜はクラブで変わった楽器を演奏するし、前にいった彼のコンサートも新しい宗教か?っていうような見た目だったし、しかもヌードモデルだし!ってずいぶん勝手なイメージで彼を見ていましたが。。。彼は英語が上手で本当にジェントルマンでした。優しいし、いやらしさのかけらもないです。こんなに外見と内面が違う人もいるのかなというくらい、いい意味でショックを受けました。セレアもイボも似たような歳なのでやっぱりいてほっとします。他のみんな当たり前だけど若い!まぶしい。

木彫。




小さい石のかけらも意外と無く、手持ち無沙汰だったので木でも彫ってみようと思い、梨の木を彫り始めました。ちょうどいい硬さで彫りやすいです。室内で制作をしているとあっという間にひびだらけになっていきました。ぱかっと真っ二つに割れなきゃいいやと思っていますが、ぱかっといってしまったらショックだな・・・。今は二個目を彫っています。それが終わったら少し大きい木を彫ると思います。
最近わりと寒くない日が続きます。なのでだいたい外で大きい石を彫ってます。でも石の表面は氷の膜が張っていて、一日中とけることはありません。その寒さってすごいなって思うんですけど、寒さにだいぶなれてきたのかな?室内があったかいから毎年できるしもやけもチェコではできません。それは本当に驚きです!この歳でも毎年悩まされてきたのに・・・このチェコにきてできないなんて変な感じです。
今日は暗くなる前の4時頃から5時まで大学の横の大きな公園を散歩しました。なんとそこにある小さい池が凍っていました。そんなに寒くないのにびっくりです。やっぱり寒いのかな?まさかと思ったけど冗談で歩ける?って友達に聞いたら、ひょいって池の上を歩いて行きました。割れたらどうしようって思ったけどもちろん私も歩きました。初体験、写真がないのが残念。。。面白かったし、きれいでした。

2009年1月24日土曜日

ギャラリーTAKE5











大学が一緒の友人に誘ってもらいトルコ人とロシア人の女の子と一緒にクリスマスにオープンしたばかりのギャラリーのオープニングパーティーに行ってきました。しかもトルコ人の子以外は作品持ち込みです!日本ではまだ勇気がなくてしたことはありませんでした。異国ということでノリと勢いで少ない写真と作品のCDと小さい石の作品も持って行きました。あと名刺と小さいプレゼント。オーナーはイギリス人で感じのいい人でした。ギャラリーもいいサイズで展示しやすそうでした。でもチェコではなんと日本のようにお金をだして展覧会をすることはほとんどないようです。みんなカフェギャラリーで無料で・・・みたいな感じらしいです。ここのギャラリーも多分無料らしい。でも問題はオーナーがいいと思った作家しかできないってことです。いい感じで作品みてくれたけど、、、、多分連絡無いなって感じがしてます。まっそれよりもオーナー自身も写真の作品を作っていて、それがヌードだったりして・・・私は鈍感なのでふーんって思っていたけど、友人やロシア人の子は女の勘で嫌!って言ってました。うん、確かに軽くモデルになって言われそうな感じだったな。
ロシア人とトルコ人の女の子はすっごいいい子でした。二人とも私の話す英語を「what?」って聞かないです。チェコ人やアメリカ人はすぐ、即効! 「何?」「何って言ってるの?」って聞いてきます。この二人はすごい。私が何を言おうとしているかイメージしてスムーズにコミュニケーションをはかってくれます。しかも初対面からそれって相当な人たちです。だからすぐに打ち解けて仲良くなれました。
オープニングパーティーってお酒とか食べ物がでるからまた行ってみたいなって思いました。

2009年1月19日月曜日

寂しいからオペラ・・・










もうすぐチェコ生活3ヶ月がたとうとしているのですが、最近になってやっと一番仲のよいセレアがイタリア人ではなくボナサイレス人ということがわかりました。3年前にイタリアのカッラーラの美大に入学したようです。そして今も在籍中らしいです。しかもボナサイレスってどこ?聞いたことあるけどと思っていたらなんとブエノスアイレスでした。発音が違うからわからなかったわん。あまりに失礼なのでセレアにはこのことは言っていません。でも他の子に言ったら爆笑してました。私がここで生活するのがいかに大変かと思ったようで例えばチーズはどこで買う?とかお金は足りてる?とか質問してきました。ここまで語学力がないのによく来たなってやっぱ思ってる?うん、絶対思ってる。私もそう思う。


そしてそのセレアはなんと2月7日にカッラーラに帰ってしまいます。はっきりいってやばいです。またあの孤独な気持ちに空港でなるのかと思うと恐ろしいです。バイオリン友達は1週間くらいは回復しないと言っています。そしてこんな思いをするくらいならいっそのこと孤独になれたほうがいい、誰もこなくてもいい・・・・。彼女は両親に来てもらいたいけど両親が帰るのを受け止めるのがきついとも言っていました。私もそう思いました。両親に来てほしいって思っています、今でも。でもつらいからやめといたほうがいいようです。


セレアと一緒に見納めのオペラ7公演!のチケットをゲットしました。言葉がわからないし、オペラは3時間くらいあるので私はやっぱりバレエが好きです。セレアとの時間を大切にしたいし、お互い寂しいので忙しく計画をいれて日々を過ごしています。


でも来月にはかわいいもと生徒が私の孤独を埋めに遊びに来てくれます、楽しい2週間になるように今から計画ねってます。






最近の週末の過ごし方。





































最近の週末は学校で制作をしています。担当の方に休みの日は制作できるか聞いたら、学校には入れないと言われていましたが、学生は密かに鍵をコピーし侵入して制作をしてます。でも明かりととかもつけるし、音楽だって流すのできっと大学側も知っているんだろうな。でも玄関の鍵はなく、なんと柵をいちいちのぼって入るしか方法はありません。初めての日は驚いたけど今はこのどろぼうスタイルもなれました。柵といっても決して簡単な柵ではありません。次回ムービーで紹介しますね。
さて、こないだプロフェッソルがマイナス5度以下で石を彫ると石が大きく割れてしまうことがあるので、外での制作を中止したらどうかと言ってきてくれました。基本的には私のクラスは粘土中心なのでこれを機会に粘土でもがんばってみるかって思ったけど・・・・やっぱり無理。嫌いなことはできない・・・・・ということで、小さく石を中で彫らせてもらえることになりました。それでずいぶん制作をする気持ちが楽になりました。やっぱり外はきつかったかな、寒すぎた。
今は手ごろなサイズの花と小さい鳥を沢山作ってます。砂岩なので壊れやすいですが柔らかいので
ストレスなく彫れます。このちょっとエッチな花の彫刻が女子に好評で、小さい鳥も男女ともに好評で、私ここにいていいんだ!みんなが私の作品を見てくれる!って思い今すっごい楽しい日々です。
結局・・・・まだ終わってないから結局っていうのも変ですが・・・・たった週に1度のチェコ語レッスンでは全く成長できないっということがわかりました。1日一回はチェコ語を話そうとか、友人のペットラに先生なってねって言って1日一文教えてもらうことにもしたけど、それにしてもだいだい未来は想像できる・・・。だからと言って英語は?というとこれまたぜんぜん変化ないような気がする。正直へこみます。
もうすぐ3ヶ月なるけどチェコ語レッスンは8回終わったところで今はテスト休みです。
でも制作は順調だし、言葉の壁が常に高いし、厚いけどみんなとはより仲良くなってきました。(酒の力をかりて、言葉の壁を越えるしか今は方法が無いです 笑)

















2009年1月18日日曜日

列車の旅。
































































カルシュテイン城とカリロビバリ、プルゼン、クタナーホラーと旅行した時に列車を利用しました。バスのほうが安く、速いのですが今回は安さ速さよりもロマンッチックを選びました。ぜんぜん列車の旅にやる気がでなかったのですが利用してみて感じなのは時間はかかるけど日本の電車よりも広くストレス無しで乗れました!ましてやバスのあのにおいや狭い環境と比べても仕事とかじゃなかったら列車もいいなって思いました。


列車といっても赤いシートの6人一部屋になっている昔ながらのタイプから上のほうの写真の窓がやたら大きく、みたこともない現代的な列車と二通りありました。この差が激しく面白かったです。


古いほうはアナウンスとか掲示板とかなく自力と勘で乗り降りしまければいけません。まだ一人では厳しいです。でも重たそうな列車が無言でゆっくり走り出すときやギギーといって止まるところがレトロで素敵です。現代的な列車は窓が天井近くから腰のところまであります。あまりに大きすぎて窓がないように見えます。それか窓が架空の映像のように見えます。そして景色がすごくきれいです。特に現代的な列車に乗っているときは景色は初めて見るチェコの本当の自然でした。いくつかの湖もあり氷が張っていておじさんがスケートを楽しんでいました。でもほとんど人はいませんでした。プラハもいいけど自然もいいな・・・・遠くにきたなってしみじみ思いました。









2009年1月14日水曜日

キュビズム美術館。


























ここはどうしても行きたかった場所です。キュビズムといっても絵画や彫刻は沢山ありますが、キュビズムの建物はチェコにしかありません!そしてキュビズム美術館だってきっとここにしかないはずです。キュビズムの絵画や彫刻ははっきりいってあまり好きではないですが、建物や家具などは大好きです。とんがったりへっこんだり、不思議なデザイン。よくもまあこんなデザイン考えたなと感心します。完全に装飾的な建物なのですが、いわいるヨーロッパの装飾とはぜんぜん違い、へんてこりんでかっこいいです。
写真は美術館への階段とフロントドアです。
一番上の写真は美術館ではありません。現在もこの家は一般の方が住んでいます。でもガイドブックにものってるし、住んでる人は変な感じだろうな・・・ここの庭がまたキュビズムぽくってかっこいいです。

国民劇場。



























ついに来ました!ナードロニーディバドロ(国民劇場)。前にいった劇場はここより少し小さかったですが、こちらは断然大きく、ゴージャスでした。ここは「チェコ語によるチェコ人のための舞台を」をスローガンに国民の寄付で建てられました。ここに入ってチェコ人の気合というか自信というか威厳やプライドを感じました。この豪華な建物を見て、とっても悔しい、悲しい思いをしたことが余計に伝わってきます。


さて、演目は「くるみ割り人形」です。本当はもっとモダンなものを見たかったのですが、この時期のバレエはこれしかやっていなかったので仕方ないです。でも十分楽しめました。席もかなり込んでいて一番安い席しかなく、なんと一人30コルン(150円)!!ありえないですね。プラハに来られた方は是非この劇場に来なければいけません、それくらいに素晴らしいです。


バレエの後はみんなで夕食に出かけ、初めてうさぎさんをいただきました。

カルルシュテイン城。



















カルルシュテイン城はプラハ本駅から45分くらいの所にあります。14世紀にカレル4世の創建によって建てられたそうです。ビーズの街ヤブロネッツエ以来の小旅行です。プラハ以外の教会やお城は12月に入ると閉館してしまうそうですが、ここは有名なお城なので空いていました。駅に着き、てくてくと城めがけて歩いていきます。さすがに冬なので観光客も少ないです。見ての通りこの日からダウンコートのフードをかぶる日がスタートしました。フードとはこうやって使うんだって思いました。今までは飾りって感じで捉えていたけど、本当に暖かい!帽子とかでは防げない寒さをカバーしてくれます。何枚も重ね着をしていて体は暖かいのですが、足先だけはどうにもならないです・・・・感覚がなくなり痛くなり歩くのが難しい状態にすぐになります。

お城はプラハのお城とは全然違ってゴシック様式らしいです。もう少し足の感覚があったらもっと楽しめたかもと思います。なんだか足が凍傷になるんじゃないかって思いながら歩いていたので・・・・でもそれにしては楽しめたのかなとも思う。で、どっち!?って感じですね。


チェコに来る前はプラハからでなくても十分だって思っていましたが、こうやって電車にのって違う街にいくのもすごく楽しいなって思いました。なにし田舎の景色が最高で、はまりそうです。













2009年1月12日月曜日

展望台。

























































私の寮の近くにある展望台についに行ってきました。プラハには二つタワーがあるのですが、こちらは小さい丘?山の上にあるので下からみたら大きいですが、実際はすごく小さかったです。もう一つのタワーははデザインがとてもだめで、プラハの人から嫌われている大きいタワーです。


この展望台まで行くのにわざわざ専用のトラムがあります。行きはゆっくり散歩して行きたかったので歩いて上りました。初めてチェコに来たときにこの丘で一休みしながらプラハの景色を眺めていたことを思い出します。今ももちろん不安ですが、あの時は本当に不安だったな・・・




タワーはエレベータなどはなく歩いて上っていきます。小さいからかよくゆれて、またそれがよかったです。でも半端なく寒くて・・・多分この日あたりから急激に冷えてきました。これがチェコの寒さかって思い始めたころかな。景色は最高でした。川のある街はどうやっても美しいのか・・いやプラハだからだろうな・・・・・