2010年1月23日土曜日

とけいない雪。











毎日学校に行くのはもちろん、近くのスーパーに行くだけでも雪水がしみてきて、
大変でした。
しかたないので長靴購入・・・・。
重いけど日本にもって帰りたいです!水に濡れないってことがいかに幸せか知りました。
プラハでここまで雪が降るのはかなりめずらしいそうです。
高い家の屋根から大きな氷が落ちてきて、車3台のフロントガラスや天井がぺっちゃんこになっていました。友人の目の前にも大きな氷が落ちてきたそうです。
雪がつもらない前提で建てた建物ばかりなんだろうなと思います。
坂も多いのでつるつるすべりながら歩いて学校に行きます。
今週もまたマイナス10度近くに寒い日が続きます。
こないだの寒いときはなんとマイナス13度くらいまで下がったようで・・・・
今回もそうなるかもしれません。
部屋もぐっと寒いです。

2010年1月16日土曜日

イーローの個展。






































台湾の留学生のイーロの個展に行ってきました。
彼女は1年の留学を終えてこの2月に帰国します。
彼女の英語はうますぎるのか私はあんまりまともに話しができません。
でも彼女は親しみやすく接してくれるので私は大好きです。
作品もどれもすてきで物欲がわいてしまいました。本気で買おうかと思いましたが
やっぱり買うとなると気持ちが変わります。
買いたいって思えるものと出会うのはよっぽどです。
でもそれを本当に買うとなるとまたまたよっぽどです。
ただ作品がいいってだけではなくもっと別のものも必要です。
タイミングとかですかね?笑。
さて私の作品を日本に運ぶことを真剣に計画しはじめました。
昨日はプラハの日通の方に大学にきてもらい、だいたいの見積もりを出してもらいました。
そこでわかったことは木の作品は日本に持ち込むことが困難だということです。
ほとんどが木の作品なので・・・・一瞬くらっとしてしまいました。
どうやら木のかなに生き物がいるか検査の対象になり、その検査費用も出さなければいけない上に
もし生き物が発見されたら焼却処分されるそうです。そしてその処分費も出さなければいけないのです。そして関税とやらもかかり、いったいいくらかかるかわからにほど値段が跳ね上がるそうです。そんなことになりかねないものを送る勇気はないし、日通の方も無理と思ったほうがいいと言っていました。
石だけを運ぼうと話を進めているのですが、そうすると作品点数のわりに高くつき、やる気がでません。
こうなったら裏わざでせめようよ考えています。
日本から酒を送ってもらうときもにも感じましたが、あ~ここは外国だって
改めてでかい壁を感じます。
遠くまできたものですね。。全く 笑。








2010年1月11日月曜日

about love




この週末は金曜に積もった雪のせいで一歩も外にでませんでした。
なぜなら私のブーツは二つあるのですが、どちらもすぐに水がしゅんできます。
ここまで雪が積もると家をでてあっという間に靴の中が水浸しになるのが想像できます。
ということでこの二日間は本と酒とDVDで過ごしました。
送ってもらったDVDの「about love」をみました。
この映画は東京、台北、上海を舞台にしたオムニバス映画です。日本人と中国人の組み合わせの様々な恋愛ストーリーとなっています。
特に台北と上海を舞台にした、ありがとう と さようならがテーマにしたのがよかったです。
残念ながら日本で撮影した日本人監督のは好きになれませんでした。
でもその日本人監督が言っていた一言がじーんと心に残りました。
人と出会ったり、コミュニケーションをしたりすることは喜びと当時にすでに悲しみも含まれていると
言っていました。特にお互い外国人同士ということもあり言葉が通じず、大変なんだけど何とかその壁を乗り越えていく喜び・・・でもその先には別れが待っている。同じ国の人同士でもいっしょですが、
やっぱり国を越えて、海を越えて別れるということは相当に大きいです。
さよならのラストシーンは自分のことと重なってしまい、見終わったあと 痛いなっと思いました。
近頃チェコを去る日を数えるような生活に変わってきました。
親しくなればなるほど別れるときは辛いものですね。。
そういえば6年間の大学生活を終えて三重に帰るときも普通じゃない状態でした。みんなでめちゃくちゃなことした記憶があります。
悲しくて寂しくてしかたなかったんですね。

2010年1月10日日曜日

pavel..





ぐちくちと愚痴をこぼしながら、友人に励まされながら作った頭像です。
モデルはパベルというおじいちゃんです。
石膏取りは一応(もちろん)一人でできますが、チェコ式でやってみようと思いました。
なぜなら、中の心棒が日本とちがうこともあることと、
石膏取りといってもいろんなやり方が存在するので彼らのやり方でやってみたいと思ったからです。
まずいつも気になっていた切がね(金色の真鍮)をどこにさすかです。
日本では普通は目立たないという理由で後頭部に円く切がねを入れます。
チェコでは真正面と耳の側面と後頭部に立てに4本切がねをいれている人もいます。
多分その後も原型を使って制作を続けたいからでしょうか・・・・
そして私に勧めてくれたのは耳の側面に切金をいれるやり方です。
そして太い針金でしっかり補強しながら型を作るやり方を教えてもらいました。
はっきりいって頑丈すぎるし大げさだし、たかだか頭像だし、しかも嫌々やった作品って知ってるのに・・・・教えてくれる彼の石膏取りはもっと適当にしていたので、
私は簡単なほうがいいって主張しました。
でも彼はより確実なほうを教えたいとのことでした。
多分実は気合いれて教えようとしてくれているんだなっと思いました。
そういう時はそれに従うべきです。
でも女一人では1ミリも曲がらない針金でやるやり方なんてやっぱり実用的でないです。
私の友人は足も使って器用に一つ作ってくれましたが、私は不器用ということと、そういう根性がないので簡単な曲線の一つはしましたがあとはできませんでした。
昨日内側に石膏を流し込み、補強もしたので今度は型割りして一応終了です。。。
作品の出来は置いといて、粘土を使い具象で作ったことはやっぱりいい経験になりました。
身近にいる彼らがどんなに大変な思いで作っているか身をもって体験することができました。
粘土や石膏に対する愛情も生まれました。

きつつき!

2010年の目標を1月1日に友人に報告しました。

制作のこととかでした(もう忘れました)・・・・・でもやっぱりしっくりきていませんでした。

本当の目標はわかっていました。ずばり 体重を落とす!です。

ぜんぜんダイエットはうまくいっていませんし、しかもクリスマスで1キロ増やしてしまい、

それすら落とすことができていないので、こうなったら大事な1年の目標にするしかない!と思いました。

それが素直な気持ちの1年の目標でした。

ということで毎日バスとトラムで通学していたのをバスト歩きに変えました。

歩く所は20分くらいの大学の裏の大きな公園です。特に朝の寒さにはへこたれそうになりますが、

学校につく頃には手が少し暖かくなっています。

その公園で何か音がするなと探してみると・・・なんと啄木鳥が巣を作っていました!!!

多分木をつっついていなかったら啄木鳥とわからなかったと思いますが、がんがんつっついてました。

生でみる迫力ある巣作りは鳥とは思えませんでした。

根性を感じるいい鳥でした。

2010年1月4日月曜日

受付のおばちゃん。




























































































学校にはいるとすぐに受付があります。受付のおばちゃんにアトリエが開いてなかったら、鍵をもらいます。
私は10番のアトリエですが、たまにチェコ語で10コルン(10円)お願いします・・・とわけのわからないことを
言っても笑顔で鍵を渡してくれるとってもいい人です。
おばちゃんは二人いて、鬼みたいな人と天使みたいな人です。鬼みたいな人も声が迫力あるだけで
本当に優しいです。
さて天使のほうのおばちゃんが去年のある日の朝、私を待ち構えてくれみたいです。
そして1枚の展覧会のDMをくれました。
どうしてくれたのかなって思っていて、後で友人に聞いてもらったら、私がその展覧会が好きな気がして・・・・とのこと。
なんだかとってもうれしかったです。
私のことを考えてくれていた・・・・?
気にしてくれていた・・・?
しゃべれないどうでもいいような留学生の私に・・・!?
展覧会は子供むけのものでしたが、展示してある作品はどれも私好みでした!
さすが天使のおばちゃんです。











1月1日の花火。




大晦日のみんながそれぞれする花火しかないと思っていましたが、1日にプラハ市提供の花火大会がありました。6時から始まり、15分ほどで終了なのですが、本当に15分で正解です。それ以上はもう寒さに誰も耐え切れないと思いました 笑。
川で打ち上げられるのですが、多くの人は高台にあるレトナー公園で見ます。写真の中央の怪しい機械はメトロノームです。なぜそれなのかはわかりません。
かつてそこにスターリンの像があった場所です。友人の彼が言うにはスターリンのボタンの大きさは手を広げたくらいの大きさだそうです。大仏なみに大きかったのでしょうか・・・
でもせっかく作った像も立てた数年後には共産主義が崩壊したため、この像も壊したそうです。
教科書で見た場所に今いることがすごく変な感じがしました。
ちょうどプラハに沢山ある落書きを見て、この落書きは警察がどうしてやめさせないの?と友人のチェコ人の彼に聞くと、警察は何もしてくれないそうです。そして市民も警察はどうせ何もしてくれないので
あえて訴えることもしないそうです。街が汚れるのは確かに嫌だけど、警察は敵という昔の記憶が今も残っているためだそうです。
私はそれにかなりショックを受けました。警察は本当に動いてくれないし、市民も訴える前にすでにあきらめている。。。これはこの落書きだけの話ではなく全体的にそうなのです、残念ながら。
彼はボランティア団体のリーダーでチェコの国がもっとよくなるために活動しています。
彼のようなチェコ人は初めて会いました。。
とっても勇敢に戦っています。
刺激的な日になりました。


2010年1月1日金曜日

macocha!


































































































































30,31にブルノとその近くのmacochaに旅行に行ってきました。
友人と友人の彼とそのお父さんと一緒です。
プラハからバスで2時間半でブルノに着き、お茶したり、城をみたりしました。
ブルノはプラハの次に大きな街です。
でもやっぱり世界遺産に指定されているだけあり、プラハのほうがやっぱり
情緒があると思いました。
でもある二つの教会がとっても気に入り、そのおかげでブルノを好きになりました。
レンガの教会と白い教会です。すごく近く似合ってその風景がかっこいいよかったです。
次の日にタクシーとバス、あと1時間ほど歩いてmacohaに行きました。
あまりの寒さに足と手の感覚がもちろんなくなり、その状態を越え痛くて地面に足先を付けるのが
困難になりました。できるだけ走って移動するようにすると、しばらくして血がめぐり感覚が戻ってきました。いつも思うのですが凍傷になるってどのくらいの状態だろうって・・・
こんなくらいではならないと信じたいけど、もしなったらえらいことだと思います。
それくらいの痛さです。。
macochaにはヨーロッパで2番目に大きい鍾乳洞のために来ました。
日本でも2回ほど行った記憶はありますが、ヨーロッパのそれは全く別物のように思います。
自然の造形は妖しく迫力を持って迫ってきました。。。
最後にボートにのるのですが、まるでディズニーランドのカリブの海賊のようでした。
みんなとのっているからいいものの、もし一人で本当の探検だったらと想像したら怖いですね。
なかなかできない体験をしました。
ちょうど雪が積もっていたので景色もかなりきれいでした。是非春の景色も見たいと思いましたが、
交通が不便なのできっとこれが最後だと思います。
冬に旅をするのは気合が入りますが、チェコはやっぱり冬が似合う国なので冬の旅も良いものだと
思いました。
連れて行ってくれてどうもありがとうございました。