2009年12月28日月曜日

24、25!











夏休みは寂しさとの戦いの日々でしたが、この冬休みは多く数えて10人ほどは気軽に誘える友人が日本に帰らずプラハにいるので、寂しくないです。
クリスマスも音大生の友人の寮に滞在させてもらいました。
2日泊めてもらい、スッピン丸出しで姿はひどかった私ですが、部屋も超暖かく優しい友人に囲まれ
私にとって最高!?の(おおげさ?)のクリスマスでした。
いろんな酒のつまみと日本料理(親子丼、キムチ鍋)をいただき、きちんと1キロ太りました 笑。
彼女達も芸術を学んでいるということでほぼ同じ悩みをもっていて、今回は~~っと思ったことがあります。
今までも芸術をしていない人から自分達がしていることや、しようとしていることは???って思われていましたが、この留学によってより共感してもらえないことを新たに作ってしまったという話をしました。
例えば留学をして外国に住んでいろんな困難や想像をしていなかった不安や寂しさに出くわします。
でも人の答えは好きでそこにいったのだから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・のみです。
でもそれが現実なのであまりネガティブな感想は日本に帰ってするべきではないし、それを聞いて不快に思う人が沢山いるだろうし、それによって私達自身もへこむことは容易に想像できます。
でも実際はよっぽど日本人離れした人じゃないとここに残ろうとは思いません。
それくらいここヨーロッパは遠い国ですし、それだけ人の性質や国の性質が違います。
長く暮らしている人ほど絶対日本に帰ってやるというキモチが強いです。
もちろんその方々も好きで行ったにちがいありませんがね。
私のように期限付きだったり、その期限が短かったりすると、辛いことも返って、いい経験ととらえることができます。
ということで私はとってもいい経験をしていると今も思うし、帰ってからも涙がでるほどそう思うと思います!

ヤコブ君。


クリスマスイブの前日に友人とそのチェコ人の友人とお茶をしました。
日本語専攻・・・いや、日本を学ぶ学科ってなんていうのでしょうか?
まあ、そういう専攻で学び始めたチェコ人で名前はヤコブ君です。
彼はこの10月から入学したばかりですが、自習のおかげか簡単な日本語の文や沢山の単語を既に
習得しています。
もちろん日本大好きオーラーがでてるので私もチェコ語と日本語を交えて楽しい時間を過ごせました。
彼が夏までにやらなくてはいけない課題の一つに、日本人が人と話すときにはっきりと自分の気持ちを言わず、オブラートに包んだものの言い方をする・・・・というテーマがあります。
その参考になればと思い、こないだの学期末の展示で展示場所のことでもめて、私も友人も泣いたという話をしました。
私達日本人は一応、相手の嫌がることはしないようにいつも気を付けています。
あまり自分!自分!というのはいいことではありません。なので遠慮なしで、ぐいぐいと他人の場所や
気持ちを無視する行動を目の前にすると、ただ「なぜ?」と戸惑うばかりで・・・
結局反論する習慣もないのでひたすら影で泣くしかなかったという話をしました。
ヤコブ君はとっても若い学生なんだけど、私と友人が泣いたってところになると、本当に申し訳ない・・・
という悲しい顔をします。
こんな繊細なチェコ人は何人目だろう・・・多分二人目です。
ヤコブ君は大学で日本についてこれから5年間勉強するそうです。
このことは本当にうれしいことですね。
そして気をきかせて、友人と私にクリスマスプレゼントを用意してくれていました。
とってもいい子でした。

2009年12月22日火曜日

ガラスのアトリエ。










































今日は友人が今度一緒に住むかもしれないチェコ人のガラスのアトリエに行きました。
私も少しはガラスをいじっているのでかなり興味深かったです。
しかも日本のトンボ玉とは違い(やリ方ことは同じですが)すごくよかったです。
チェコカラーというかほんとに、かわいい!と心底思える色でした。
センスのある人には太刀打ちできないなと思いました。
彼女は多分それで生計を立てれてる人で、作品をみて納得しました。

まともに指導を受けたのは初めてトンボ玉と出会った以来で、すごく面白かったです。
私には程遠い世界でしたが、きっと日本に帰って少しはまた違ったガラスを作れるかなと思いました。
私には本当に色のセンスがないので本当に残念ですが、そこを踏ん張って
なんとか素敵な色のガラスを作りたいと思いました。

その後にチェコでは少ない手作りの洋服の店を扱う店を何店かみに行きました。
どこもすごく刺激的でした。

初めてチェコに来たときはZARA や H&Mの安くてかわいい服に出会い、正直やった~って思っていましたが、やっぱり一点物の作家の心が伝わる服はいいと最近思い始めました。そしてわりと安いです。
とはいってもチェコに住むと金銭感覚がチェコになるのでそう簡単には買えませんが・・・。
太ってしまい何を着ても、????って思ってしまいますが、服を買わなければと思います。

それから二人で小さい頃、小学生、中学、高校といろんな思い出話をしました。
私は小さい頃の話は涙なくしてはなぜか話せないです。
その理由はよくわかっていたのですが、今日もっとわかってしまいました。
自分のことを知っているようで、まだまだ知らないことがあったと思いました。
今日という日は思い出に残る日になりました。

2009年12月20日日曜日

プレゼント。

まず早々とフィリップからクリスマスプレゼントが贈られてきました。
寂しくないようにとDVD。チェコは乾燥するのでクリーム。あとのりや鰹節が入っていました。
優しい、心のこもったプレゼントです。


昨日マレックが自分で焼いたクッキーと彼が描いたクリスマスにちなんだ漫画をプレゼントしてくれました。彼は本当にいろんな才能があるなと、またまた感心しました。


難しい生き方。





日本でもチェコでも作品を作るということはとても悩みの多いことです。
チェコ人の友人はよく僕の人生は難しいと言っています。
一生懸命生きている人の作り出す形は見ていて切なく、美しいです。


クリスマスパーティー!






















去年は3つのアトリエ合同でしたが、今年は私達のアトリエだけでやりました。
そのほうが楽しかったです。
みんなで豪華なスープを作りました。
生ベーコンやソーセージ、でっかい塊の肉を刻み、日本のキャベツの漬物のようなものやトマト、ジャガイモ、玉ねぎをいれて煮込みます。今までで食べたスープの中で一番おいしかったです。
家でもトライしてみようかと思います。
同じ大学の別のアトリエの日本人の友人も来てくれて、すごいうれしかったです。
食べて飲んで、一年のしめをしました。
去年1年を振り返り、しみじみと切ない気持ちがわきあがってきます。
感謝の気持ちを忘れず頑張っていかなければと思います。

TRANSIT !



12月5日発売のトランジットという雑誌です。
お友達になった宮本武さんという写真家のチェコの写真がのっています。
残念ながら私の友人の写真はのっていませんでした。
写真左がチェコでの写真です。たまたま出くわした、パーティーをしていた家族に撮らして
もらったそうです。いったいどんなパーティーだったのでしょうね かわいいです。
とってもおもろい雑誌なので、これにのったらどんなに素敵なことだったろうと思いました。
まっ仕方ないですね。
でも私も含め、私の友人も素敵な写真を撮ってもらい、一生の宝物ができました!
チェコ生活を象徴する一枚です・・・・・

雪。







水曜あたりからちらちらとづっと降っているような気がします。
ついにマイナス10度あたり(まだそこまではいきませんが)まで下がってきました。
トラムを待つ時間がかなり、かな~りきついです。
殺気だってきます 笑。
特にパーティーなので遅くなって、より温度が下がっている深夜は、
死なないようにと本気で考えます。
一番最初の写真はアトリエからみた学校の庭です。
よくみたらピエロのような妖怪の作品が置いてあります。昔の学生がのこしていった
ものなのですが、いつもすごい気になります。
まさしくチェコ!といった感じがします。なぜだかうまく言えませんが。

今の作品。


ついに今日から1月3日まで冬休みになってしまいました。
今日はとりあえず、夕方まで寝ていました。
寒さに疲れたのかわからないけど、ぐいぐい寝れてしまいます。
今学期がスタートして個展の作品を仕上げていたため、11月12日のオープニングが終わった次の日くらいから新しい作品の制作をスタートしました。
写真はまだ途中ですが、今がほぼ一旦完成した状態です。
昨日は新しい木材を外からアトリエに運びました。
ハイヒールのかかとに釘が刺さっていて、その釘が私にとれないまま、時間は過ぎていくイメージで、
ハイヒールのつま先でぐっと立っています。
レリーフの方はあなたの体に私(私の心または私のシミ)がいますか?
というイメージの作品です。
集中して作品ができる環境をもう一度感謝しながら制作を続けていきたいです。

2009年12月9日水曜日

女友達。

個展の前に辛いこともありましたが、
個展のオープニングで友人の輪が広がったり、深まったりしました。非常にうれしいし、救いです。

チェコに留学している日本人は99パーセント女です。(なぜだろう・・・)
まだ一度も男の人を見たことがありません。
女だらけです。
みんなそれぞれ個性的で、思いやりがあり、私だけ飛びぬけて歳が上ですが、
とっても仲良くしてくれます。
この感覚は久しぶりです。中学のバレー部の時を思い出します。
しかも今は自分のやってることと同じ系統にいる友人がほとんどなので一生の付き合いになりそうです。それ以外にも同じくらいの年齢の友人もいて、そっちわそっちで、癒されます。
まず私と同じくらい飲んでつぶれてくれるし、話の聞き方が大人で(もちろん、もう十分大人なので・・)
安心します。

写真は深夜にみんなで化粧大会をしました。マニュキワも普段塗らないのをそれぞれチャレンジして、
私は初めての付けまつげや、リキットアイラインや紫のグラデーションのマニュキワをしました。
やっぱり若い子はお洒落の気合が違うと感心しました。
学ぶことが多いです。


最近その中の友人が今作ってる私の新しい作品を少し褒めてくれました。
きっと軽く言っただけなんだと思うけど、かなりやる気がでました。
人は褒めて育ちますね。

2009年12月7日月曜日

ヘンドリッフバースデイ パーティー旅行。























去年はプラハのセンターにある素敵な居酒屋で先生のお誕生会をしました。

今年はなんと小さいバスを借りて、小旅行に行ってきました。

卒業生も参加していて、仲の良いアトリエだとつくずく思いました。
まずはこないだ私の作品を展示してもらったピーセックへ行き、

チェコの絵本の展示を見てきました。

次に世界遺産のチェスキークロムロフへ行き、素敵な現代アートを見ました。
次にペンションにつき、宴会が始まりました。

私と日本人の友人は2時ごろベットに向かいましたが、他の人たちは朝の6時まで
騒いでいたそうです。

もちろん次の日はみなさん無言でいることが多かったです 笑。
次の日はその近くの町の古い教会にくっついている美術館にゴッシックの彫刻を見ました。

次はどこだかわかんないところへ行き、少しだけ古い建物を見ました。

その次に卒業生がしている個展を見に行きました。

最後に急に山歩きを始めました。
日本人的感覚なら、30分や1時間くらいで終わるかと思いきや!
辺りが暗くなるまで歩いていました。
上った先にせめていい景色があるとんばっかり思っていましたが・・・
全く何もなかったです。
しかも下りでベロニカが道を間違えたらしく、男3人が探しに行きました。
ベロニカは携帯をバスの中に置いていて連絡がとれず・・・・
とっても寒いし、暗いしかなり心配しました。
もし私だったら泣いてるか、あきらめてちょっとおかしくなると思います。

さすがのベロニカモ涙目だった?(多分)ですが無事に帰って来てくれました。
よかったよかった。

行き当たりばったりのいいかげんな旅でしたが、思いのほか美術館にあった作品がどこも
とってもよかったです。
あとほとんど話さなくても一緒に旅行をしたというだけで、だいぶみんなとの距離がまた近づいたと思いました、やったね。