2009年2月27日金曜日

ついにプラハ城。


































































プラハ城も見ずに旅を終わらせる訳にもいかなかったので、近くまで来たので行ってきました。
すると普段は3000円くらいするチケットがないと中には入れないのですが、今日はなんだか
フリーといった状態です。いろいろきょろきょろしていると、お金とられると困るので、さっそうと
当たり前のように入っていきました。
やったーただだ!!!
でも中には観光客がちらほら・・・・・今日はどうして中に入れたんだろう・・・
まっいいか、またいつかわかると思います。
多分ですが私が彫っているチェコの伝統的な砂岩でプラハ城は造られいると思います。外観が真っ黒なのは雨で黒くなったのだと思います。本当の色はベージュとか白っぽい色です。
それが本当なら、よくあんなに水を吸い込む、やわらかい砂岩で造ったなと思います。色だってすぐに変色するし。でもやっぱり石だから強いってことなんだろうな・・・・。
あっそうそう、こっちにきて石が雨によって変色することに抵抗がなくなったような気がします。前は変色しない石は外に設置して、大理石などは室内って思っていましたが、チェコの建物や彫刻は真っ黒です。そういうのもどうでもいいかなって思えてきました。いいか、わるいかは別ですが・・・
この日は久しぶりに寒く、手足からだんだん心臓にむけて感覚がなくなっていくのがわかりました。
寒い寒い寒い、まともに観光すると本当に寒い。
でも人も少なく、ただでみれたので貴重な日になりました。



2009年2月26日木曜日

マーケットと手作り帽子





新しくできた友人に教えてもらい、アンティークやその他いろいろのマーケットに連れて行ってもらいました。イエローラインのメトロB Kolbenova という駅を降りたら目の前が大きな屋外マーケットになってます。入場料100円くらいです。
マーケットというとだいたいヴェトナムみたいなチャイナみたいなマーケットしかみたことがなかったです。ベトナムもチャイナも好きなんだけど、プラハで見たのはかわいくない服屋さんといった感じです。
食べ物はおいしくて好きなんですけどね。
ここはアンティークが三分の一か二分の一をしめているので見ていてすごくおもしろいです。他にフリーマーケットや普通に日用雑貨などなどです。朝の6時から12時ぐらいまでで終わりです。
ここで私達は沢山のお土産を購入しました!楽しかった、買い物ってなんて楽しいんだろう。
まずはアンティーク鏡。これは日本のように100均などないので、チェコでは意外と高く買えませんでした。この4ヶ月ほぼ鏡のない生活でした。アンティークでもなかなか鏡はなく選べる感じではありませんでした。でもまあ気に入って買ったかな?このマーケットは面白いんだけどアンティークはちと高いです。
次にアンティークネックレス。
刺繍の飾り。
石彫りに使う皮の手袋。
赤いニット帽。
バックパッカーのリュック。
赤いニット帽は50円くらいでフリー-マーケットで買い、後でチェコビーズをくっつけて派手にしてみました。まわりのピンクのぐちゃぐちゃは道に落ちてたのをつけました(たまにいいのが落ちてるのかな?)私は気に入っているんだけど、まわりの人の反応は無しって感じです。
リュックは日本で買ったらきっと1万以上はする・・・いやもっとしますよね。でも2500円くらいで買えたのでラッキーでした。これでドイツもカッラーラもグリースもなんでも来いです。
私の友人も鬼のように買ってました。
今週も行こうかな(シャンプー買いに)





2009年2月25日水曜日

マリオネット。











新しく出会った友人がマリオネットを購入しました。
いくらチェコがヨーロッパで一番物価が安い(かも)といっても特別なマリオネットはやっぱり
お高いです。
いいなって思ったものは3万以上はします。
私のお気に入りのマリオネット屋さんでたまたま安くなっていて、なおかつ今までで一番気に入った
のが・・・
このおさるさんです。
私は自分が買うならもちろん人のマリオネットだろうと思っていましたが、彼女が人はこわいから、
動物のほうがいいよとのこと。
なるほど。かなり影響されて私もきっと動物にするだろうな・・・。
このおさるさん、本当によくできています。関節の中のところが球体になってすごくなめらかに動きます。
どうやって作っているんだろう興味があります。
ここまで作りこんでいて、一点ものだったら3万円以上だって安いですよね。
私も買って姪っ子を喜ばせたい!!

2009年2月22日日曜日

人形劇。
















2番目のホステルでかわいこちゃんの日本人姉妹に出会いました。
友人はこの旅で私の酔っ払いにあいそつかしてしまいました。(本気です)
どうやって名誉万開していいのか作戦をねっていたところでした。
あ~よかったよかった、すっごい気の合う素敵な友人ができました。
二人はタンザニアからエジプト、アフリカ、アイスランド、チェコと5ヶ月ほどの旅だそうです。
そしてこのプラハでそれを締めくくります。
いかにもバックッパカーといったこんがりと日に焼けた素肌が冬のプラハでは新鮮でした。
私のおすすめのマリオネット屋さんに行った時にそこの店の方が人形劇のことを教えてくれたので、
さっそく4人で出かけました。
観光客むけのドン・ジョバー二は2000円ほど払ってすでに見ています。
でもそんなんじゃなくて、もっと安くてチェコ人が普通に見るのが見たいって思って探していました。
ここは中心地にありながら、チェコの子供達が見る人形劇でした。値段も忘れましたが。。。
たしか200円までです。
感想は、
人形劇の世界にいきなり浸かった・・・・・不思議な心地よさでした。
う~ん、リアルチェコ。




素敵なレストラン。




























寮の近くにある素敵なレストランに入りました。友人のチョイスです。
外から見ても気になる装飾的なお店だったのですが、中に入ってみるともっとすごかったです。
こうゆう感じのお洒落なお店は東京でもないし、もしあったとしてもレベルがここの店のほうが高いです。アンティーク調な現代アートみたいな作品が天井やら壁を飾っていて、統一感がないのでは!?というほどぎりぎりの組み合わせです。
そういうのって着物でいう、半襟が柄で着物ももちろん柄で、チラッと見える中襦袢も柄、帯も、帯揚げも、帯締めも柄!・・・・・というのに通じるところがあって大好きです。
そこいらの美術館でみる作品よりずっとよかったような気がします。

2009年2月21日土曜日

FIGURAMA。






























テスト休みの前に(友人が来てくれる前)にフィグラマという展覧会に行ってきました。
ナウシカ好きのマレックにいい展覧会だからオープニングパーティーには是非おいなよということで
セレアは忙しかったので一人行きました。
来てすぐにアシスタントのラスチョやヘンドリッフプロヘッソルがいたので??って思っていたら、どうやらチェコの美大生のクロッキー展でした。写真の赤と緑のクロッキーがマレックの作品でした。上手だね。
このギャラリーはプラハの一番中心にある有名な時計の横にあります。こんな場所で学生の展覧会をするなんて太っ腹ですね。
話はそれますが、チェコは本当に学生に優しい街なんです。学生料金がほとんどのところで半額になります。日本でも学割はあるけど半額ではないですよね・・・。まあすべてではないですがそれに近い安さになります。あとアシスタントのラスチョの話によるとチェコで有名な運送業社は学生が展覧会するっていうと無料でトラックをだし、手伝ってくれることが普通にあるそうです。日本じゃ考えられないですよね。すごい心意気。
さて、このあとプロフェッソルとラスチョらで展覧会の裏オープニングパーティーに参加させてもらいました。飲みすぎて大変でしたが、ラスチョに昨日すごい酔っていたよねって聞くと、少しだけだよって言ってくれました。チェコの男は辛抱強いと思うことが多々あります?!笑
学生は私以外は一人もいなかったので、安心して次の日学校にいくとプロヘッソルが私がどんな感じだったかみんなに話していたらしく、私の知らない私のことまですでにみんな知っていました。
またまたみんなと仲良くなれました。

2009年2月12日木曜日

サブリナのオープニングパーティーとセレアとのお別れ。














































3日目にセレアと同じ寮に住んでいるサブリナのグループ展のオープニングパーティーに行きました。

サブリナはファッションの勉強をしにプラハに来ているフランス人です。フランス人と仲良くんなるのは初めてでなんだかうれしいです。サブリナという名前は絶対ニックネームかと思っていたら、本名でした。いかにもサブリナって感じの本当にかわいく、夢の中に出てくるよな女性です。

初めてのファッションの展覧会、そしてオープニング。来ている人たちもぜんぜん違うきがします。なんだか綺麗、やぼったくないです。見たこともない素敵なワイングラスで友人も満足してくれてうれしかったです。
でも作品はもっとはじけたのや刺激的なのが見たかったねと友人と二人で話しました。普通すぎて、何を見ていいのかわからない感じでした。展示方法は勉強になったけど、もっとアートしてほしかったような気がします。でもこれなら私にでも出来るという元気をもらいました。(やったこともないのにえらそうなことを言いまくっていた二人でした。。。。)
次の日にセレアは行ってしましました。友人も一緒に空港までいってくれました。
さすがセレアといったような遅い荷造りで、私も友人もびっくりして、あきれるほどでした。
荷物もこれぞセレアといった・・・・この荷物こそがセレアを象徴している!といった
恐怖を感じる重さでした。
最後の最後までセレアから学ぶことは多いかったです。
セレアと本当に親しく過ごしたのは多分2ヶ月ぐらいだったかもしれないです。シャイな私がスタジオに入るといつもセレアは「ヒロ~ミ!」といって私を求めてくれました。
本当にべったり一緒でした。
お昼毎日一緒に食べたり、セレアがいつもコーヒー作ってくれたり、買い物いったり、美術館行ったり、
ダンスしにいったりいろいろしたけど、
一番楽しかったのはスタジオで遅くまで二人で夢中になって制作してる時でした。
お腹ぺこぺこだけど、セレアが頑張っているから私ももう少しがんばろうって。。。
英語がうまく話せない私を好きになってくれてありがとう。大切な友人ができました。
セレアの最後の言葉は(ヒロ~ミ ストロングハート!」と
「一人ではお酒は飲まないこと」でした。
どうして最後の最後にそれをいうのかわからなかったです 笑
ばいばいセレア。





















ヤン・ヘンドリッフ プロフェッソル 展覧会。



































































美術館はプロヘッソルのアトリエから車で1時間くらいのロウニーという町です。とてもかっこいいモダンな美術館です。こんな遠くまでプロヘッソルと助手のラスチョを束縛している私達はすごいと思いました。申し訳ない気持ちですが、本当にうれしかったです。セレアgood job!
作品はマリノマリーニに影響を受けたという感じのものが沢山ありました。
しかし・・・私はマリーニよりこの人の作品のほうが好きだし、すごいと思ってしまいました。
粘土で徹底的に形にしたあと、石膏に置き換えてまた徹底的に作りこむ・・・このやり方はマリーニと同じです。石膏の素材をだからこそできることを十分知り尽くして、石膏の素材感もきらきらしていました。
その上遊び心、発見する喜び、ものを作る楽しさがにじみでています。
でも私も一応知っています。この形になるまでどんなに苦しい道のりがあったか、容易に想像できます。
この先生でよかったと思いました。でもこんなの見ちゃったら、もう何にも言えないな・・・・
逆らえない、もちろんかなわない。多分他の学生も同じ気持ちだったろうな・・・・
ふ~~っと何度もため息です。
先生の作品の中にたびたびボタンが登場します。
ちょっとこれはやりすぎでしょ?とかぎりぎりだなっていう線を狙ってきます。
そのボタンは時にショッキングだったり、
時にロマンティックだったりと、
どちらにせよ、かなりパンチのきいた登場をします。
これがまたくせになります。
でもやっぱりマリー二をこえることはできないんだろうな・・・・。
いくら作品がよくても、、、
最初にやった人は一番大変だったはずだから。
でも私はマリーニよりヘンドリッフ プロヘッソルのほうが好きです。