2009年10月30日金曜日

調子のってました・・・

な~るほどなんて調子のってました。
でも昨日のモデルの授業で
「あなたのはすべて違う」
といわれました。
すべてって言わなくてもわかるよ!!
でもようするに根本的に違うってことを思い知らされました。

ただモデルを写すことによって、自分の造形力の力を付けるトレーングと思っていましたが違いました。
もちろんそうなんですが、もっと高いことを要求されていました。
私は本当の意味で具象をしてこなかったことがよくわかったし、
でもそりゃそうだという気もしました。
プラハで一つしかない具象のクラスはやっぱり特別でした。

教授が言うにはモデルは興味深い形をしてるのに、あなたの粘土はすべて興味深くないとのこと。

すごい納得しました。
そしてみなさん、まじでモデルの形が興味深いと思って、作品を作っていることを
当たり前ながら知りました。
私はまずそう思っていませんでした。
ただモデルのおじいちゃん(パベル)の顔や性格は好きだし、形も面白いって思っていました。
でもみんなが思ってるほどではなく、ただ単にささやかな気持ちです。それがもの作りに反映されるほどの感動ではないのです。
というかそんな動機でものを作ったことがないので、できた作品も私の大学生の時、または高校生と時とさしてかわりない出来栄えです。

すごく納得し、理解したけど、さてどうしよう。
かなりでかい壁です。
興味のないことの壁はよりでかいし、壁は目の前ではなくすごく遠く感じてしまいます。
(興味のない分)

しばらく悩みながら進めていこうと思います。
具象を作っている人からしたら当たり前のことかもしれません、それか、違う!て思うかもしれません。
私なりの幼い考えであり、とらえ方です。

2009年10月29日木曜日

な~んだ。

最近どうも目新しいことがなくカメラを持つ習慣がなくなってしまっています。


昨日友人の二人展のオープニングパーティーに行ってきました。
ビシェフラットという私のお気に入りの教会がある所にある画廊です。
私は自分の作品が抽象なので、抽象以外の作品は絵画も含めて、だいたい好きになってしまいます。
好みももちろんありますが、ある程度のレベルがあったら高い確率で(多分自分にはできないと思って)すごいって思います。
でも抽象彫刻だけはほとんど気に入るものはありません。私のアトリエは具象なのでみんなの作品をみて心底すごいって思っていますが、抽象のアトリエの生徒の作品はすべて別にいいと思えません。

でも昨日のオンドラっていう子の彫刻は抽象なのですが、いくつかすごくいいなと思うのがありました!
そういう作品に出会うと本当にうれしいです。
なぜかこういうときジェラシーは全く感じないのも不思議です。
またカメラを持って行こうと思います。


さて・・・・・
やっとわかりました。ずいぶんしょんぼりしていましたが、いろいろとわかり今は前と同じで
楽しく大学に通ってます。
日本の大学ではモデルが来て塑像をするということは、もちろん自分の作品を作るってことです。
当然と思っていましたが、私達のアトリエでは違いました。
そしてこっちの生徒はびっくりするくらいそっくりに作ります。教授もそれを強く勧めます。
げっ!って感じなのですが、どうやらそっくり作ることは、トレーニングとか練習のような
感じだそうです。だから自分の色を出したら意味がないのです。あくまでトレーニング、勉強オンリーだ
そうです。
そして自分の作品を作るのは他の時間にする。だからみんな授業以外では好きな作品を作ってます。
日本ではトレーニングなんてないし、練習なんてないので、このことを理解するまで時間がかかりました。
だから別にいい作品を望まれるわけではなく、ただモデルを見て、形を写す。でも徹底的にやりきる。
日本だったら目とか耳とかあんまりしっかり作らないほうがいいて教わったし、私も生徒に教えてました。でもそれはあくまで作品だからです。
でもトレーニングだったら全て作る。もちろん限界の部分もありますが・・・。

いい作品を求められるわけでなく、ただ自分のためのトレーニングで、多分別に完成しなくてもいい
みたいだし、、そしてたら一気に楽になりました。
きちんと相手(教授)の考えがわかると納得できてうれしいです。

昨日教授から私の石の作品を雑誌に載せるから4枚ほど写真を用意してって言われました。
もう嫌われてると勘違いしてたから、な~んだ
好かれてる私って思い、これもうれしかったです。
雑誌っていったいどの程度のものかわかんないけど、チェコに来てかろうじて学生といってる身分の
私に沢山チャンスをくれているような気がします。しかも外国人なのに・・ありがたい。

愛想良く、礼儀正しくしといてよかったです。

2009年10月21日水曜日

大人気ないかな。

チェコでの生活2年目に入り、当然、大学も2年目です。
前の年は人体を主とするアトリエでありながら、ずっと自分の彫刻に専念してきました。
今年からは教授らが私に勝手なことはさせまいとしているように感じます。
私としては正規の学生でもないのでほっといてくれるとばっかり思っていました。
私が何を学ぼうと別に迷惑をかけるわけでもないと思っています。
でもなんだかよくわかんないけど、ここは抽象彫刻のアトリエではないぞ!という
圧力を感じます。まるで私が卒業した大学のようです。

せっかく今年与えられた部屋も居辛くなってきました。

今日は個展も近いこともあり、外に置いてあった大理石を中に移動しました。
案の定、いろんな汚れが付いていたり、微妙なバランスで立っていた作品も
中の平らなとこに置いてみると、立つことができていないことがわかりました。
でも私が中で石を彫ることは、良くないということを言われたりしました。
もちろん、わかっていますが、ではいつ洗っても落ちない大理石の汚れを取り去るのか?
立っていない作品の底をいつ修正するのか?
外の制作場所は小高くなっていて、搬入する時にそこから下ろさなくてはいけないので、結局また汚れてしまいます。
そして外にはコンクリートの平らな場所がないです。

その最後の詰めというか、重要な作業をするのは個展間じかの今しかないのです。
そしていかに底を平らにして、立つ状態することがいかに難しく、時間がかかるか、
粘土や木の彫刻の人は知らないのです。

私は歳をとってるし、正規の学生じゃないのでいろんなことを、もっと適当に考えなければいけません。
でもなかなか難しいです。
どんどんどつぼにはまって行きます。腹が立つのと悲しいのとがいっしょになって、
引くに引けなくなって、より自虐的になります。
今は外でやればいいんでしょ、日本人の根性みせてやる!

こんなことを思うまでに、いくらでもましな環境にできたと思うのですが、
あんまり腹が立ったので、どこまででも悪い環境に向かっていく自分が止めれません。

そうやって最後まで行って、またじわじわと戻ってくることしかできない性格なので仕方ないです。
大人げないですね、すべてをゆずるべきだったのかとも思います。

2009年10月19日月曜日

ダイエット!


チェコ生活で変わったことは体重が5キロ増えたことです。
これは私にとってとってもショックなできごとです。
せっかく買った体重計もはじめから4キロ狂っていて、それが本当に4キロなのかわからないところが
嫌になってしまいます。
どうにもこうにも痩せない・・・これ以上食べ物も減らせない・・・
だいたいなぜ太ったかわからないのが納得いきません。
肉はほとんど食べず、基本自炊で、日本にいるときより確実に歩いて生活しているのに。
なぜ??
でも多分、ビールかなと思ってます。
ということで、日本ではやったバナナダイエットをしよう!と思いました。
バナナダイエットは朝だけバナナにして、あとは普通の食事です。
で夕食は寝る4時間前にすませなければいけません。
しかし3日でやめてしまいました。
私は朝の食欲を抑えることができないし、塩分がどうしてもほしくなり、
速攻脱落しました。
そして今やっているダイエットは家に食べ物を置かないダイエットです。
朝食べないと学校にいけないので、朝はご飯を炊いて食べます。
お昼と夜は学校で作って食べます。
チャーハンにしたり、スープにしたり、パスタ、玉子焼きと、学校のコンロでできるかぎり
の料理をします。そして夕食は6時前後に終わらせてそのまま9時に家に帰ります。
家には食べ物はなく、すっごい寒いので、すぐに湯たんぽ作って布団に入ります。
このダイエットを根気強く続けるつもりです。
冬になり脂肪を蓄えてしまう季節です。なんとか頑張ります。

2009年10月17日土曜日

。。。


最近またふっきれました。
過去も未来をみて悩むのはよそうと思いました。
歳のせいか未来のことは常に自分にのしかかってきます。
ほとんどの悩みの種は未来がらみです。
悩むのも必要ですが、それによって今をつまらなくするのはよくないです。
今があっての未来です、当然ですが。
この気持ちが変わらないままこの1年一生懸命過ごしたいです。

2009年10月14日水曜日

お誕生日会。




友人の誕生会によばれました。
チェコ人の旦那さんを持つ友人と、チェコ人の彼を持つ友人のダブル誕生日会です。
歳のせいもあって、もてなしてくれた料理がすごくおいしかったです。
サラダとジャガイモのつぶして丸めたのとか、ピーマンの肉詰めのチェコ風とか、それにかけるパプリカのソースとか・・・あといろんなものに漬け込んだ肉のフライとか・・・チェコ風ポテトサラダ、最後は久しぶりの手作りチーズケーキ!今思い出して、もう一回食べたいです。
いかに私が普段食べているのがありきたりか・・・。
みんなで最初から飛ばしすぎて、テキーラをがんがんあおって、みんな次から次へとつぶれていきました。
30の誕生日はこのくらいでないと、やってられませんね。
でも私は知っています。30からすっごい、いいことが沢山あるということを。
厄年ということもありますが、安静などせずに、打って出ると、必ず(?多分)
良い日々が送れると思います、経験上。
そうです、ある知り合いの方に聞いて驚いたんですが、
今までの厄年のイメージは安静する、といった感じでした。
実際に厄払いに行った時もそのように言われました。
でもその知り合いの人は
「違う違う、厄年の時は新しいことや、大きいことをしやんとあかんのやぞ。例えば家建てるとか・・・」
!!!何!真逆!?
かなりショックでした。でもこういうことってよくありますよね。
逆説みたいなこと・・・・でもそういうのって面白いからすごい好きです。
私はなぜかこの前厄、本厄、後厄で、知らず知らずのうちに、大きいことを、
変化のあること、自分としては打って出ることをしていました。
それまでの重たい日々が嘘のように切り開かれたのを感じました。
抜けた・・・やっと抜けたと本気で思いました。
二人にとって素敵な30代が待っていますように!

2009年10月10日土曜日

秋。。









学校が本格的に始まりました。
ヘンドリッフ教授とオトバ教授(女性)が私に課題を与えてくれました。。。。。
去年は私がしたければ粘土をしなさいといったやわらかい表現でした。
でも今回は必ずやらなくてはいけない雰囲気です。
まず頭像を作り、それが終わったらレリーフだそうです。
頭像は月曜から始まりました。
もうすでに終わりにしたいです。。。
あまり考えず、授業になったらそこへ行き、もくもくと制作をしようと思います。
でももうやっぱり嫌いなものをするべきでないという思いしか頭の中にはありません。。。
でももしかしたら、いやいやながらも続けていると、何か見えるものがあるかもしれません。
それを祈って、もくもくとしていくつもりです。
間違っても、がんばらないぞ。
もうすぐチェコに来て1年になります。
またこの綺麗な秋のプラハを見れるとは思ってもみませんでした。

2009年10月4日日曜日

小さくなる作品。。。

日本にいた時これと同じような形で大理石を彫っていました。こういう形がすきなんだろうなと
自分で思います。でも石の時も結局難しすぎて完成することができていません。また石なんで形に限界もあってよりうまくできず、思い切ってやんなきゃと思ってやったら失敗した・・・
という感じです。
そして今回も思い切ってやったら、ただただ木が小さくなるだけで、より悪くなったようです。
それでもいいからやりきろうと思ってますが、本当に小さくなっていきます。
きっとこの形は私にとって難しいですね・・・・
がんばります。

今日は夏休みから帰ってきた友人と会いました。お互いいろいろあった夏休みでした。痛い痛い思いがあって、でもまたがんばるしかないなと思いました。

2009年10月1日木曜日

庭の葡萄。



洗濯物をほしに庭に出ると、なんだかいい匂いがしました。隣の家のお花かと思ったら、葡萄でした。
ヨーロッパの葡萄は色が黄緑色のが沢山あるので、夏のままの黄緑色かと思ったら、おいしそうな黒色に変わっていました。ちょっとつまませてもらったら、甘くておいしかったっです。
もうすっかり秋です。きっとこっから一気に冬にはいるのでしょうか・・・
今日も学校に行って制作していました。まだ本格的な授業が始まっていないので、昼ごろまで少し友人がいたくらいで、あとはみんな早々と帰って行きました。
何人かにチェコ語上手になってねって言われてうれしかったです。昼間から、さっそく強いお酒のショットをみんなで乾杯しました。ここ3日間すごく飲んでる気がします・・・・
昨日はアシスタントのラスチョと飲んでいて、ついに私はモデルを使った粘土の頭像を作らなくてはいけないことがわかりました。しかも来週にはモデルがくるとか、、、、
すっごい嫌ですが、ラスチョと話をしていて腹が決まりました。
2年目のチェコは嫌いな粘土でもいじってみようかと思いました、本当に気がのりませんが・・・・。
頑張るぞーーーーあ~嫌だ~~~。
写真はこっちで作った初めての甘い料理です。自分で作ったものはたいていうまい。