2010年5月29日土曜日

まずはオーストリア。








































































旅のメンバーはイギリスの美大からの交換留学生の日本人のRちゃんと彼女のアトリエのアシスタントのパベル、同じアトリエのヨハナ、ドローイングのアトリエのエバと写真の仕事をしているトマーシュ、学校の技術員のホンザです。



トマーシュは遅刻が多いので遅刻ヤロー、ホンザは髪型からおちむしゃ、と呼んでいました。



ルーマニアに行く前にオーストリアに二泊しました。Rちゃんのアトリエがオーストリアの学校のギャラリーで合同展をしました。この旅で一番良かったのがオープニングパーティで披露されたパフォーマンスでした。普段地味でシャイな二人がいきなり音を作ったり、踊りだしたのには感動しました。私達のアトリエと違って彼らはパフォーマンスをすることは普通なんだと改めて感心しました。



映像の作品で自分頭に牛の餌をかけて牛に頭をなめられている衝撃の作品もありました。とにかく体はってます!現代的な作品は意味がわかんなくてとっつきにくそうですが、実はとっても根源的なことに基づいていることがわかり、自分のやっていることとなんら変わりないなと思いました。しかも身近な人の作る作品はす~と自分に入ってきてくれるので本当に勉強になりました。



ある教授の作品も自ら裸になりどろどろの池の藻と一体になったりしています。



パフォーマンスも裸になることも普通です。というかそれをためらっているようではだめなんだとも思いました。 笑









2010年5月28日金曜日

病院。

ルーマニアの安宿で多分のみにくわれてしまいました。
帰ってそうそう病院行きです。
楽しかったけど日に日にくわれていくのでその痒みと不安で学校について
友達にその痕をみせたとたん涙がぽろぽろと出てしまいました。
去年は日本の保険で何回も病院に行きましたが、今年はチェコの保険なので
チェコ人と同じ病院にいかなければいけません。
友人の話を聞くとやはりたらいまわしにされるので、行きたくてもこの保険がどこの病院で
つかえるかわからないので、行こうにも行けないし、いってもチェコ語が話せないので
どうせ無理だって・・・・
しかも今は最後の展示間際でチェコ人の友人は卒業生でそれどころではないし、他の友人も同じです。
一人では無理なのでいくなら6月に入ってから・・と思っていました。
でもアシスタントのラスチョが学校の車を手配してくれて、卒業生で忙しい友人も病院までついてきてくれました。
結局いろいろあり3日後にまた病院い行き薬をもらうことができました。
数えたら100箇所以上噛まれていて、毎日かゆみとの戦いです。。。。

でも本当にやさしい友人達に感謝です。これもいい思い出です。

2010年5月17日月曜日

これも一応完成。


まだ寝っころがっていますが、あとで立たせて終了です。
チェコへ来て初めてか2番目に取り組んだ作品です。
初めての砂岩にとまどい何度も彫りなおして、やっとできました。
アシスタントのラスチョのいとこがこれを買ってくれる予定・・・・・
あとは祈るのみです。

完成レリーフ。



一応完成しました。
みなさん(ってほど誰もみていないと思いますが)どうでしょうか?
石や木以外に熱中する素材ができました。
かたくなな私にとってこれは変化です。いい変化かどうかは知りませんが・・。

2010年5月16日日曜日

新しい制作。


最近ふと自刻像を作りました。
とっても作りやすかったです。
そういえばこの1年は彫刻を始めてから初めて自分以外のものを作っていました。
これだけ長く集中できるテーマが自分以外であったことはなんだか不思議です。
また自分をテーマに作品を作る流れになりそうです。
写真は粘土ですがもうすでに石膏になっていて、ネガティブとポジティブのレリーフになりました。
ヘンドリッフがこの作品を去年の夏に出したピーセックというところの展覧会に出品したらどうかと
すすめてくれました。石膏の状態が気に入っていますが、メタルとテラコッタにもなる予定です。
月曜から1週間ルーマニアのビエンナーレに行ってきます。
別のアトリエにくっついていかせてもらいます。オーストリア、ハンガリーにもいくそうです。
よい旅になるといいです。

2010年5月3日月曜日

popvice.

















































































昨日はウンプルム美術大学の友人と展覧会に行って来ました。プラハから電車とバスで2時間くらいの田舎町です。古いお城が会場です。
日本だったらゴミを溜め込む人として苦情がでそうなぎりぎりのオーナーでしたが、私達からしたらものすごく魅力的な会場でした。
友人はそのお城のあちらこちらから「where are you?」「here!」
という音声をしかけている作品でした。ここでしかできない、ここだからこそよりよくなる作品でした。
結局お客は私と友人の二人だけでしたが、みんなで庭でバーべキュウをして楽しいひと時を過ごしました。オーナーは翻訳家の方で英語ぺらぺらでお城の一室を借りているパベルさんは画家です。
パベルさんが私が彫刻しているといったら、近くのギャラリーで個展をしないかと言って下さいました。
とはいっても1年間はうまっていて来年以降らしいです。。。
最近友人と一緒にいて死ぬほどアートの話をしています。話がつきません。
そのせいか飲み屋にしろ今回にしろアートがらみの出会いが多いです。
制作もして出会いもありとっても刺激的な日を送ることができて本当に幸せ者です。
友人の展示や展示場所にもかなり刺激を受けます。
お金をかけなくても自分らしい展示の仕方があるはず!その作品にあった展示場所はギャラリーだけではないのだとかなり勇気をもらいました。
できればこのままの気持ちで日本でも過ごせたらいいですね。











rudolfinum!











またまた飲み屋で相席になった男性二人組みがなんとチェコフィルハーモニーのバイオリン演奏者でした!なんと無料で招待してくれることになり、さっそく金曜に行ってきました。
この日の演奏は日本の指揮者小林けんいちろうさんということもあり、ちらほら日本人もいました。
ドミニクさんとマルセルさんという方と知り合いになったのですが日本通のドミニクさんはローラーボードをして腕を骨折したそうでこの日はお休みとのことでマルセルさんが公演前の忙しい時にチケットを渡しに来てくださいました。チェコフィルの方がローラーボード!?そして骨折。なんと親しみやすいんでしょうか 笑。大事な体なので早くよくなってくださいね。
マルセルさんがちょうど舞台の中央でバイオリンを演奏しているところがよく見えて、かっこよかった!!です。そしてやっぱり我らが日本人の小林さんはとっても小柄な方で笑顔が溢れんばかりでした。ただただ私達はほこらしい~~~気持ちでいっぱいになりました。
ドミニクさんはまた私達の展覧会があったら行きたいので是非教えてとのメールをいただきました。
とんでもない!ですが、やった~です。
日本にまた公演にいらした時に会えたりしたらうれしいです。

2010年5月2日日曜日

ポーランドの絵画展 in 国家議事堂





友人と二人で飲み屋で飲んでいると、5人の男性グループが相席になりました。
ちょっと地元の人でもなさそうだし、観光客でもなく、品のある人方々だと思っていました。
さっそく話しかけられると、なんとポーランドのワルシャワ芸術大学の先生方でチェコ側主催の
展覧来会のためにきたとのことでした。
オープニングパーティーに誘ってくださいました。でも正装で・・・・と言われました。
大使館がからんでいるから普通のオープニングではなくきちんとしているのだと思いました。

でも会場についてみるとなんとチェコの国会議事堂でした!
パスポートや持ち物チェックもあり、招待状のない私達は長いこと待たされたのちにやっと入ることができました。きっと日本人の学生ということで入れたのかもとも思いました。

5人の作家さんも飲み屋で会った時とは違いきりっと作家の表情でよかったです。
作品もどれも素晴らしくよい展覧会でした。

その後食事会にも無料で招待してくださり、、、、ぜんぜん関係のない私達にみなさん紳士的に
優しくしてくださいました。

プラハは小さい街ですがやっぱりよい出会いが沢山あり、改めてここで生活できてよかったな~と思いました。